{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/1

ラストイヤー / 脇川飛鳥

1,650円

送料についてはこちら

phaさん📢 「平易なようでときどき、どうにでもなれ、というような勢いのよさが発生するのがすごい魅力の作風」 (2024/6/15X) 枡野浩一さん📢 「ずっと大ファンです。」 ✜ 2024年4月17日に発行され、早々に完売した「私家版」を、デザインや感触をそのまま短歌研究社版として刊行しました。 信号が青になっても気づかずにこんなところで決心をした ーー他人から見ると、ごくありふれた風景の中での、ありふれた決心なのだろうけれど、それが自分にとってはとても重大なことだ、という、平凡さと特別さが同時に存在する瞬間の感じが、「こんなところで」というフレーズにこめられているような気がします。 人間は別れて生きていくのです それではルールを説明します ーー淡々とした口調が怖い。でも、人生はそういうものだから、そのルールに従わなくてはいけない、ということもひしひしと伝わってくる。 ふたりでただビールを飲んで脳みそがあったかかったあれはよかった ーー最後の「あれはよかった」がいい。簡単なようで、なかなかここで「あれはよかった」は出てこないな、と思う。もっと他の余計なものをつけてしまいがち。 ひとりぶんのホットケーキがやたらうまく焼けてしまってぶち壊したい ーーー「ぶち壊したい」が勢いがあっていいですね。わかる。 一回だけ折り目がついて伸ばしてももう戻らないたいしたもんだ ーーーそう、心も……。 全体として、平易で呑気そうな言葉遣いなのだけど、諦めや喪失のムードが漂っているのがよいです。

セール中のアイテム